教員

運営と科目教育は8名の専攻教員が担っています。研究指導については、専攻教員以外に専攻外指導教員が受け持つこともあります。専攻外指導教員は、学生の研究内容に応じて、理工学術院の教員が協力します。
博士1-2年生の間は1人の担当教員が研究基礎能力について指導します。博士3年生以降は主担当教員以外に副担当教員や企業から参画するコンサルティング教員などを選ぶことができるようになります。副担当教員やコンサルティング教員には、自身の専門分野との合致にのみこだわらず、研究の幅や視野を広げるために必要な知識を持つ者を選び、アドバイスを受けると良いでしょう。

専攻教員

  • 柴田 高範 教授 博士(理学)
    有機合成化学・不斉反応化学
    西早稲田キャンパス 62号館2階6A室
    医薬品や機能性分子は、複雑な炭素骨格を有する有機化合物である場合が多い。従って、複雑な炭素骨格の環境負荷の少ない手法の開発は、現代有機化学に課せられた重要なテーマである。我々は、遷移金属触媒により、その難題に挑む。すなわち、遷移金属錯体と用いると、触媒なしでは達成し得ない反応性や選択性をもつ反応試薬、触媒の創製が可能となる。さらに遷移金属上に、不斉配位子を導入することで、2つの立体異性体のうち一方を選択的に合成する不斉反応の開発が可能となる。特に、不活性結合の活性化を起点とする反応や、付加環化反応など、原子効率の高い合成変換により、新規な炭素-炭素結合生成反応の開発を目指している。

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