〔教育〕 専攻紹介

“グローバルリーダーを育てる 5年一貫制博士課程教育”
従来の学術考究型とも専門職型とも異なる第3の大学院教育のモデルとして2014年4月に新設いたしました。本専攻は修士課程(標準2年)と博士後期課程(標準3年)とを区分しない5年一貫制であり、従来よりも多くの時間を多様な演習型カリキュラムの履修や研究に充てることができます。このため、博士課程ならではの高い専門性を備えながら、かつ、社会での実践力を身に付けることができます。物理、化学、生命科学、電気・電子など、複数分野の課題が複雑に絡むグローバルイシューの解決に資する力を身に付け、国際的な舞台でリーダーとして活躍したい理工系学生の進学を期待しています。

修了要件

学位審査を受けるための要件として、下表に示す通り50単位以上取得、学術論文複数報掲載、ならびに博士論文提出を満たすこととします。学位授与方針は以下の通りです。

  • 標準修業年限は博士前期・後期課程一貫の5年とする。審査分科会において、履修状況、研究進捗、及び成果報告状況など教育研究上特に優秀であると認められた場合、短縮取得を可とし、早期修了を認める。なお、修士号は授与しない。
  • 学位審査には主指導教員及び副指導教員に加え、コンサルティング教員(企業から参画するアドバイザ)、欧米大学教員なども副査として参加する。
  • なお本専攻博士2年次終了時に、専門能力を確認するためのQualifying Examination (QE)を実施する。QEを受けるための要件は、必要36単位の取得と学術論文1報以上の掲載(投稿中を含む)、博士研究計画書(研究プロポーザル)の提出を満たすこととする。

修了のための履修要件

  専門科目 俯瞰科目 進取科目 語学科目
QEまでに36単位 28単位 4単位 4単位
QE以降に14単位 2単位 6単位 6単位
学位審査までに50単位 30単位 10単位 6単位 4単位

取得可能な学位

  • 博士(理学) Doctor of Science
  • 博士(工学) Doctor of Engineering

学費

2023(令和 5)年度 一貫制博士課程入学金・学費・諸会費一覧

  入学金 学費   諸会費 合計
授業料 教育環境
整備費
演習料・実験
演習料
学会費
入会金
学会費
会費
学友会費
入会金
学友会費
会費
学生健康
増進互助会費
初年度 200,000 707,000 79,500   3,000※ 989,500
第2年度 907,000 79,500   3,000※ 989,500
第3年度 907,000 79,500   3,000※ 989,500
  • ※第4年度、第5年度の学費・諸会費は第3年度と同額予定です。
  • 本学卒業者および退学者の入学金は免除とします。
  • 演習料、実験演習料、諸会費は第2年度以降に改定されることがあります。
  • 入学後、特定の科目を履修する場合は、別途実習費等が必要となることがあります。

最新の学費についてはこちらをご確認ください。

早稲田大学には多様な奨学金制度があります。主として、本学独自の学内奨学金、学外奨学金があります。 学内奨学金は、全国の大学でもトップクラスの給付人数実績、給付金額実績を誇っています。特に博士課程高学年においては、出願資格を満たす適格者全員が「大学院博士後期課程若手研究者養成奨学金(給付)」制度により、授業料のほとんどをカバーする奨学金を受けることができます。奨学金制度を有効に活用し、学生生活を有意義に過ごしてください。
奨学金の詳細は、奨学課ホームページをご覧ください。

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